菊・瑠璃・茜 3姉妹のゆる-いブログ
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FTノベル17

ガサガサ、ゴソゴソ……バッ!!

「キャアッ」
可愛らしい声で叫んだ奈菜子の視線の先には、一匹の仔猫。

ニャア

「な、なんだぁ……、ビックリさせないでよぉ」
そう言いつつ奈菜子は、暖の背中に隠れていた。

(うーん…乙女デス。でも、流石にウザいかも?)
暖は自分の腕に手を絡ませて隠れる奈菜子の姿を見て思う。

消灯時間は11:00
もうすぐだ。
(本当に、朝から晩まで迷惑をかける人達だな…)

呆れてついたため息は、夜空の向こうに飛んで行く。追いかけるように見上げた空には、嫌がらせのような快晴が広がっている。……星が近い。今なら、掴めるんじゃ無いだろうか。


掴めるんじゃ無いだろうか……?
本当に?
私に、あの輝く星が?

「無理ネ」
小さく呟く暖の横顔は、哀しみで広がっていた。


そこで、暖の意識は途切れた。




(あの星を手に取れば、きっと)(私の両手は焼けてしまう)
17:35 * comments(0) * - FTノベル
no title


 
    「パタン。」

  静かにドアが閉まり、部屋の中には妙に後味の悪い静けさが残った。


   暖は立ちすくんだままで、奈菜子も黙ってドアを見つめていた。

    しばらくして、暖はパソコンをいじりはじめ、奈菜子も諦めた様子で勉強をはじめた。




   夜10時。もうすぐ消灯時間だというのに、寧々はまだ戻って来なかった。

   「ねぇ、やっぱり追いかけた方が良かったんじゃないかな。」

    机に向かったまま奈菜子は言った。


いくら学校の敷地内とはいえ、広さもあるし、夜は暗いから迷う危険性もある。

    そう考えると奈菜子はさらに不安になった。

   「確かに、この時間で戻らないのは心配。。」暖が呟く。


    「2人で探しに行こう!」

    奈菜子はそう言って立ち上がり、クローゼットからコートを取り出してー部屋を飛び出した。



     「ちょっと、八田さん!!」後から暖が追いかけてくる.

     「こんな時間にドタバタしてたら、寮母さんに捕まるよ。裏口から出よう。」


      暖の的確な意見のおかげで、2人は誰にも見つからずに寮を出ることができた。

  真夜中の 遊歩道を ひかえめに寧々の名前を呼びながら歩く。。

     「寧々ちゃー…ん!出てきてー……!!!」

      「寧々ーーー!」

      
    10分ほど寮の周りを探したが、見つからない。

   と、先で木立の辺りからか、ガサガサという音がした。

      「ひっ!!幽霊!?」怖がる奈菜子。。

     「………………」暖も無言だ。


     おそるおそる近寄って覗き込む。すると、そこにいたのはーーーーーーー
    

19:38 * comments(0) * - FTノベル
FTノベル15
+FTノベル+寧々香5





「絶望って?」



「希望がなくなることよ。」



「そうじゃなくて

篠原さんはなにを知ってるの?」



「いや…なんでもない…」



「とにかく私には

あんまり関わらないで」



黙っていた奈那子が

口をひらく。



「だめだよ。

今日みたいなことがあったら

いつでも言ってね。」





寧々は黙って部屋を出た。



(この部屋めんどくせー…)







本音を翔希にぶつけることも

できない寧々…

11:36 * comments(0) * - FTノベル
FTノベル14


JUGEMテーマ:連載



寧々の告白

"別に、私は悪いことなんかしてない。
ただ、あの子は気に入らなかったんよ、私のこと。
自分じゃ自覚ないけど、
私がぶりっ子でイイ彼氏持ちだってことをさ。
翔希って、モテるじゃん?
正直、翔希が告ってきたとき、びっくりした。
こんな私でいいんかなーって。

今は、翔希のこと、好きだから。
この気持ち、誰にも譲れないんよ"


一番先に口を開いたのは、奈菜子だった
『でも…、大丈夫なの?寧々香ちゃん』
『私に構わなくていい。あなたもハブられることになるから。
誰にも迷惑かけたくないんよ、特に翔希には。
だから、あなた達も、私に関わらないで』


ふ、ふふッ
「がんばって。、マエハラさん?」
小馬鹿にしたような暖の笑いが響く
「…まだ、絶望をわかっていない、からね?」

暖が言う絶望とは
16:16 * comments(0) * - FTノベル
FTノベル13
 
 
奈菜子はその日、部屋で次のGの宿題をしていた。暖は隣でネットで帽子を見ていた。いつもの夜だった。寧々が帰ってきたのは8時。
 
「!!!????どうしたのその傷!!!」顔が叩かれまくって真っ赤だ。血も出ている!髪はぐしゃぐしゃになって、服も汚れていた。普段クールな暖も、驚きを隠せない様子だ。
 
[…口のなか切った。]
 
 
『何があったの?』
奈菜子はなぜこうなったのか理由がわからなかった。幼稚園からずっと白百合の寧々がいじめられるわけがない。
 
 
寧々は話し始めた。
 
 
09:40 * comments(0) * - FTノベル
小説12

 


+FTノベル+寧々香4


そのころ寧々は、女子に呼び出されていた。
まぁ言えば、私がぶりっ子であると。
そしてできのいい彼氏を持っていると。
それを言いたいんだと思う。
正直初めてで、何が何だか分かんない。
グループのリーダーの友達が、翔希のことがずっと好きだったみたいだ。

そんなこと言ったって
翔希が告って来たんだもん。

私翔希のこと好きだもん。

別に、あれこれ言われるすじあいはない。
明日からはハブられるだろう。
グループのリーダー的な人が捨てゼリフに何か言ってたが、それすら覚えてない。
無反応をしてたら、ちょっと顔をかすっただけ。

別に、大丈夫だし。

クラスで一人でも、生きていけるでしょ。


なんたって翔希がいるし。


別に、どうってことない。



20:38 * - * - FTノベル
小説11

JUGEMテーマ:連載





ようやく一日が終わろうとしている。
暖は、ベットに座り、英国にいる"あの人"に電話をしていた。
『プルルル、プルルル…ガチャ
ただいま電話に出ることができません。
ピーという音の後に名前と御用件をお話しください』
(いないのかぁ…。せっかく声が聞けると思ったのに)
もしもし、暖です。今日は、学校初日でした。
担任の先生は英語で…、
エミ先生でよかぁたっ!
はぁ…日本語は難しいね。また、電話するね。
ガチャ
"あの人"に、「会いたい」と言ったら、怒るだろうか。

しんみりした気持ちで考え事をしていたら、
八田さんが近づいてきた。
『寧々香ちゃんって、彼氏いるの。知ってた?』
「…知ってる」
『あ、そうだったんだ。会ってみたいね~、彼氏さんに』
「彼はきっと今、寮の裏にある林にいる」
『あ、寧々香ちゃんも一緒にいるんだ』
「違う。一人だった」
『見かけたんだね!じゃ、早速会いに行こう』
「え。」
私の言いたいことも聞かず、
手をひいて猛ダッシュする八田さん。

『んーと、ここだよね?しの』
「そう、あそこにいる」
と、私が指差したら、本人が振り向いた。
『君らは…、寧々の寮メンの人?』
『そうですー!私は八田奈菜子で、こちらは、篠田暖ちゃん。
あなたは、寧々香ちゃんの彼氏さん?』
『あ、あぁ。で、俺に何の用だ』
『あっ!』
 きっと何も考えずに、いたのだろう。
八田さんは絶句。
しょうがないから、私が。
「前原さんはどんな人?」
彼は一瞬目を丸くした。
(私が喋れないとでも思った?ふん、ヤな奴)
『寧々は、明るいけど、意外に緊張屋。それに天然やな。
ちょっと調子に乗るところがあるけん、心配だけど、
それは、俺がカバーしてやるわ(笑)』

秘密がばらされていることも知らずに

15:22 * - * - FTノベル
*小説10
入学式スケジュール
*入学式 8時〜9時*
*9時〜10時 部屋で対面*
*10時〜5時 授業*
*5時〜6時 部屋で待機*
*6時〜8時 夕食*
 
 
自己紹介後。
寧々はずっとケータイをさわって、笑っていた。
暖は壁を見ている。
 
(な…何をすれば…?)
少し困惑中の奈菜子。
 
と、寮母さんが部屋に入ってきた。
「デイシーは自己紹介終わりましたか?私は寮母の河野です。2階A棟は私が担当だから、何かあったら私に言ってくださいね。」
肌が白く、優しそうな、いかにも寮母さんというかんじだ。
「よろしくお願いします。」3人声が重なった。なんか嬉しい。
 

 
クラスは3人ともC組。5月に早速テストがあるので、今日から授業だ。
担任は遠藤江実先生といって、長身で黒髪の落ち着いた人。教科担任は英語だった。
暖は英語が通じて嬉しそう。寧々は友達と手紙を回していた。
私は隣の席の楠田絢子ちゃんと、橋本夢ちゃんとしゃべった。
ふわふわのロングが可愛い。中学校から白百合で、美術部一筋なのだそうだ。
 
授業はつづく…
 

 
その日の夜…。
「エミ先生でよかぁたっ」暖はぎこちない日本語で電話の向こうの相手としゃべっている。。
寧々は出かけていない。奈菜子は今日知ったのだが、寧々には彼氏がいるそうだ(夢から聞いた)。(彼氏と会ってるのかな〃)
男女交際に縁がない奈菜子にとっては未知の世界だ。すごいなぁ、と奈菜子は思う。
 
 
14:13 * - * - FTノベル
小説9*

 

+FTノベル+寧々香3



いよいよ対面だ。
部屋に入ると2人ともいた。
篠田さんは窓を見て八田さんは私をきらきらした目で見てる。
「もう2人ともきてたんだ」
篠田さんは日本人の顔をしてるがいかにも不思議ちゃんだ。
八田さんは大人しいが可愛いピュアキャラというところだろう。
「自己紹介しよっか」
2人が自己紹介していく。
突っ込み役の寧々は口が滑ってギャグみたいになった。
突っ込み役の私は嫌いだ。
出来ればボケたい。妙なこだわりだ。
淡々と自己紹介が進められた。
「前原寧々香です。おしゃべりが大好きです、
特に専門は恋ばなです。よろしくです。」
2人を前にして一瞬声が震えたが、それには2人とも気づいていないみたい。
緊張屋の私は翔希しか知らないから秘密にしときたい。
それからも沈黙が続く

着信音が鳴る。
翔希からのメールだ。
’寮のメンバーだうだった?’
そっけないメールに愛を感じる←
’しゃべれる子がいない・・・。
 日本語ダメな篠田さんと大人しめの八田さんだから・・・さがる↓↓
 翔希のメンバーは?
’よくぞ聞いてくれた笑
 3人とも内部なんだぜ☆’
テンション高いメールが羨ましい。
’☆うざっ(笑)
 ずるいよ――――――――’
’ま、頑張れ。’
’(TωT)’
’(笑)’

どーでもよすぎるメールはいつも私の心をいやしてくれた。。



17:03 * - * - FTノベル
小説8


JUGEMテーマ:連載




「daisy ハッタ、マエハラ?」
暖は、自分の寮の部屋に来ていた。

ガチャリ
どうやら暖が一番乗りのようだ。
荷物を置き、窓に近づく。
「・・・ん、見えない。さくら」

カチャ
誰か入ってきた。
『きれいな部屋!』
(いきなり大声出すなんて…、うるさいな)

--------------------------------------------------

『んじゃ、次・・・、篠田さん?どうぞ。』
と、自分の自己紹介が終わった奈菜子は言った。

「ん。私、篠田暖」

『えっ、えーーー!?それだけ?』
思わず寧々は、突っ込んでしまった。
「・・・んじゃ、何、聞きたい?」
『え、えーとぉ…』
寧々は内部の噂で、暖のことを多少は知っていたので、
口ごもってしまった。
口を開いたのは、奈菜子
『はい、はーい!どこ出身ですか〜?』
「、イギリス?」
『何で、疑問形なの;』
あぁ、また突っ込んでしまった…と、寧々
「あっちでは、そう言わない」
『そうなんだー。それにしても、篠田さん、日本語上手だね』
と、奈菜子
「両親は、日本人。それに、教えてもらった」
『あ…、何て呼んだらいい・・・かな?』
少々気まずそうに、寧々は聞いた。
「私?・・・しの」

『ふ〜ん。じゃ、最後に前原さん、どうぞ』
と、奈菜子は促した。
17:31 * - * - FTノベル

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